子供のころの思い出が、私の感情に?
みなさんいつもありがとうございます!辻曙美です。
今日は、朗読ラジオの配信をしていて、
また、ふと声に出したい作品が降りてきました。
(いつも言いますが、ほんとに降りてくる♪)
芥川龍之介 「トロッコ」
辻の解釈でのあらすじ
8才の良平は、トロッコが大好き。
見るのも好きだが、一度乗ってみたい。あの土工たちのように
トロッコを走らせてみたい。
そんな良平が、あるとき、出会った土工に頼み、
トロッコに乗せてもらう。
ワクワクの冒険心に心を躍らせ、トロッコに飛び乗る。
そのスピード感はスリル満点!!
ひゃっほー!
気が付いたら、
「ここは・・・どこ?」
「帰れないかもしれない・・・・」
土工はここが今日の目的地だから「今日はもう戻らない」という
良平に、「家族も心配しているだろうから帰りなさい」という
これはもう、自力で帰るしかない
もう日が暮れる・・・
お母さん・・・・お母さん、、、。
そして、良平は、もときた線路をたどって、一目散に走り出す。
靴も脱ぎ捨て、上着も脱ぎ捨て、
不安な気持ちと涙をこらえながら
家路にむかって・・・・
こんな経験、一度はありますよね?
とくに男の子なんて、自転車でみんなで乗り出して、
「おい!ここどこやねん!!( ゚Д゚)」って(笑)こと。
そして、おうちのひとに怒られたでしょー? (笑)
こんなふうに、子供のころ
はじめて「不安」という気持ちの意味を知った出来事
はじめて「動揺」したときのこと
はじめて「焦り」を感じたときのこと
強く「悲しい」という気持ちになったこと
ひどく「苦しい」思いをしたこと
これって、私たちの心の中に、ずっと持って生きているんですよね。
そしてそれらの感情は
今でも、身体と心が覚えていて
いろんな場面で私たちの言動や行動に影響をあたえています。
この「トロッコ」という物語のクライマックスは
このような表現がされています
良平は二十六の年、妻子と一緒に東京へ出てきた。
今ではある雑誌社で校正の仕事をしている
が、彼は どうかすると
全然なんの理由もないのに、
その時の彼を思い出すことがある。
全然何の理由もないのに?___
そうなんですよね。
子供のころに感じたとても強い感情が、
人生のあらゆる大切な場面で
全然何の理由もないのに
出てきてしまって、
本来だったらできることを
「できない」って思わせてしまったりしていることってあるんです。
私もありました。
「あかん!お前には無理、あほちゃうか」っていわれ続けたときに感じた
怒りにも似たむなしい感情
この「ダメな自分に腹が立つ」感情がたまに
そんなこと言われてないのに、出てくるときがあります。
こんな風に、
そのやっかいな感情が出てきたときはどうすればいいのでしょう??
まずは・・・
じっくりその感情を眺めること。
ああ また胃のあたりがぞわってするな
私は、またむなしいんだな、腹が立つんだな・・・
で、
そう思うんだから、仕方ない (^_-)
で、
それでいい (^^)
そして、つまるところは
これにも、必ず、肯定的な意図がある。
私は何のために、この感情を感じているんだろう・・・
うーーーん。
また、永遠の課題が・・・。
ああ、トロッコに乗って、どこまでも
自分探しの旅に出かけたいーーーーー(笑)
みんなで出かけよう!
ってまた、こんなことも語り合いましょうね♪
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100日チャレンジ44日目(1月14日)
子供のころの、印象的な思い出を教えてください。
ネガティブでも大歓迎です!
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