うちの母が・・・③〜課題の分離ができていないのは 私だった〜

母の入院先に行ってきました。

結論から言いますと、母は一命をとりとめて、意識もあり、話せる状態だったため
たくさん話を聞くことができました。
朦朧とはしているので、一言話すのに時間はかかりましたが、
意識はまあ、いつも通り。

5時間くらい話しました。



母は・・・・ずいぶん前から

苦しかったんだな 辛かったんだな 



やっぱり・・・・そう思いました。


私の姿を見て、意識朦朧の中、開口一番こう言いました


「誰にも 相談 できなくて・・・」



また、こうも




「誰も 頼りに ならん・・・・」


おっしゃる通り!うなずくしかないです。



そう言えば、、2ヶ月くらい前に、母から着信あったんです。
でも、折り返さなかった・・・

もしかしたら、その時、勇気を出したんだろうと

私に言い返されるのを覚悟で、かけたんだろうと

そう思うと、申し訳なかった。

それから、死のうと思った経緯を話してくれました。



母は、父に依存していて
1人では生きていけないと思っています。



父の悪口は言いません。言いたいのではないかな?と思いますが
言いかけて やめます。



かわいそうだと本当に思いました。



母は、父に依存し、他人との関わりを持ちませんでした。

つまり、自立していない状態で、夫婦関係を続けてきたことになります。


一方、父は、そんな母にしてしまったのだから
そんな気質があるわけです。

例えば、パワハラ的な
何事も母に主導権を握らせません、母の意思を尊重しません。
(とは言え、偉いおじさんではないですよ。子供のような自由人)


そして、それに、もちろん気付いていません。


父は、パチンコやギャンブル、お酒などに依存する人です。
そのために家計費をどんどん使います
挙げ句の果てに、酒・タバコが原因で病気になってから
今は、酒・タバコはやめました。
でもギャンブルはするようです。母の年金で。


このような、夫婦関係
とっくに離婚していてもおかしくないんです。

ただ、母が自立できていなかったから。経済的も、心も。
だから、一緒にいるしかなかった。

それと、長年連れ添っているから、やはり、情はあるでしょう。

良きパートナーシップとは

一緒にいて、お互いが自立できる関係
自立とは、自分の価値を、自分で決められること。



父と母のパートナーシップは、私から見て、良き関係ではないと思います。


母は「お父さんが、あかんいうから」「お父さんが、またおこる」
お父さんが・・・お父さんが・・・


そういうくせに、母は、実は 自我が強い人。いわゆるわがままなところもあります。



バランスを崩してばかりの生活により、母は糖尿病、肩こり、神経痛、いろいろ痛い思いをしていました。



今回、死にたいと思う前も、
原因がわからない、身体の痛みに耐えかねて・・・ということもあったそうです。


おそらく、ストレスが引き金になった痛みではないかなと思います。

(病院で、今痛いの?と聞くと、あれ?痛くない・・・と言ってました)



今は身体は回復に向かってますが、心はそのままです。
また退院したら、一緒に暮らすわけです。

「また地獄だねー」と冗談ぽくいうと、「ははは・・・地獄だ」と笑ってました。



そのあと、病室で、うちの子たちとzoomで話して
もともと天然なので、子供たちにいじられて笑ってました。
(子供たちは、当然、ものすごく心配していましたが・・・・)



この5時間で、私は、少し成長しました。

克服とか、誤解が解けた、とか、そういうのではなく

本当に、精神の成長 というのが、一番近い感覚です。



そして、大きな気づきもありました。

課題の分離 ができていなかったのは私もだった。


課題の分離 で苦しんだことがあるのは、人間なら、ほぼ全員なんらかの形であると思います。

課題の分離 とは、 人との境界線を持つこと。

自分の課題に、自分が向き合う前に、他人に首を突っこまれ、その課題を解決するための
決定権を奪われ続けた母は、心を病んでしまった。



母との思い出を思い返すと、母に「私を巻き込まないで」と言われたことが何度もありました。



内気な母、父に怒鳴られてばかりの母を元気付けようという気持ちから

運動する方がいいからプール行こう
たまには、気晴らしに、美味しいもの食べよう

と誘ったことが何度かあります。
母はそれが、本当に嫌だったのです。


そんなことよりも、1人でゆっくり、喫茶店でコーヒーを飲んだり
本を読む時間がある方が、母にとっては癒されるのです。


まさに、課題の分離ができていなかったのは私でした。(まだ若かったし、、、って、ただの言い訳)

そして、父も、同じく、母に対しての境界線はなく、

母のことなのに「なんで、お前がそれをするねん」「そんなん、やっても無駄、何してんねん」
「お前は黙っおけ」

と、否定的な介入を毎日のようにする。


それは、本当にしんどかっただろうね・・・。


(続く)







シアワセの栞

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